2008年 12月 03日
心眼で撮る
カメラをを持って出る、そのこと自体
「何か収穫を持って帰ろう」と言う意識が働いているわけで
心眼で撮る、とは言い難い。
ここぞと決めた場所で、被写体を選び、バックを選び、絞りを選び
おまけに失敗の確率を減らすために、ブラケットでバシャバシャバシャと連写する。
何カットも撮って、同じようなショットの中からわずかな違いを選りすぐって、
その結果を「これでどうだ」と人前に公開する、
まあそのなんつうか、エゴの塊みたいな「作品」
いっぱい撮ったなあ、そんな「作品」
一区切り撮影して、ふと足元の自然の所作に心が動いて
何気なくシャッターを押したカット。
「創ってやる」ではなくて、無心に近い心境でカメラに収めたひとこまが
あとで見ると、ほっとしたりする。