2006年 01月 17日
北の大地
どうしたんかな、多分待望のブツが入って気持ちが飛んじゃってるだけだと思うけれど、
考えてみると、自分も13日から変わってない(‥;)
またまた青春タイムトリップですけど
釧路―網走間の釧網線(そのまんまやんか)は
北海道らしい景観が素敵でした、
ただ典型的なローカル線で一日数本の列車しかありません。
年末年始の休暇をフルに使っての撮影行ですが
その頃の北の大地は、丁度白夜の反対で、太陽が高く上がらず
くるっと小さな弧を描いてあっという間に沈んでいきます。
オホーツク海から吹き付ける風が冷たく、空もどんより鉛色。
でも日頃の行いが良いのか、直前までふっていた雪もやんで日が射してきました。
サイロの向こうから見えた列車が、自分の横を通り過ぎて去っていくまでわずかに数十秒。
この一瞬のために、はるけき大阪からやってきました。
今のデジカメとは違って、まさに「撮ったり」
カメラの中に「想い」の一瞬を封じ込めた感じです。
感動、というか、達成感というか、充実感と言うか、・・・・
荷物を畳んで急ぎ3キロほど先の駅へ向かいます。
もうすぐ太陽は沈んでしまいます。
線路脇を歩いています。
映画の主人公のようですが、その時はそんな余裕はありませんでしたけどね。
線路の上を走るもの以外は撮ってない鉄道ファンが撮った、あとにも先にも
たった一枚の北の大地の夕景です。
心に染み込んだ感動の光景でした。
いいですねぇ、北の大地、広大な雪の平原を走る列車をカメラに収め
たいその一心ではるばる大阪から出かけるとは、素晴らしい情熱です
ね、その情熱を裏付けるように写真も素晴らしいです。
1、2枚目の写真、多少粒子の荒れは感じますが、とても綺麗です、
40年前の写真とは思えません、迫力もあるからでしょうね。
3枚目は実に感動的な写真です、北の原野の自然のドラマが感じられ
ます、夕暮れの光と雪に埋もれた草木の長く伸びた影は印象的です、
風邪が吹けば地表の雪が走るのでしょうね。
ヒロリンさんは素晴らしい青春時代を持っておられる、しかもそれを
今写真を通して感じることができる、写真の素晴らしさが生かされる
瞬間だと思います。
私は最近、写真は撮ると同時に創るものだと思うようになりました、
フォトショップはその意味で私にとっては重要です。
今夜は素晴らしい写真を見せていただきありがとうございました、
これからもよろしくお願いします。
40年も前の思い出を、引っ張り出して、他の方と言葉のキャッチボールができるようになるなんて思いもよりませんでした。
便利な世の中にになりましたね。
「粒子の荒れ」鋭いですね。
ひとつはフィルムの保管状態が悪いと言うのもあるのでしょうが、
元々、トライXというASA400のフィルムを使っていたとせいもありますね。
被写体が動体ですので、線路脇で撮る時は1/500
から/1000、離れて撮る時でも1/250は切りたかったですから、
ASA100では辛かったこと、それと当時のフジフィルムネオパンSSとは
コントラストが全然違いました。
荒いとはいいながら半切までのばしておりましたけどね(笑)
創るという意識は大切ですね。
撮っただけとは意味合いが違ってきます、
今後ともkajiさんの世界を楽しみにしています。
感じられる素晴らしい作品だと思います。
こめんとありがとうございます。
当時は作品と言えるほど考えて撮っていないです(‥;)
強いていうと、コレクションですね、
友人、知人と自慢のし合い、見たいな面がありました。
今となっては、いい思い出です。
もっと撮っておけば良かったなあ_(・・)φボーー
過酷な撮影条件、少ない本数、そして北海道まで撮りに行く情熱がひしひしと写真から伝わってきました。
まさに「渾身の1枚」ですね。
写真はその一瞬を切り取ったものかもしれませんが、それだけではない様々な思い入れがが伝わってくる写真を拝見させてもらいました。
ありがとうございました。
今、あの頃に戻れたら、もっと違う撮り方をしただろうと
何度も思うのですが、いやあああ一直線でしたねえ。
身に余る好評を有難うございます。
あの頃のヒロリンに伝えておきますV(^0^)